こちらの記事は、GPD WIN Advent Calendar 2016 22日目の記事です。
モバイルゲーム機としてのGPD WINの実力は段々と見えてきましたが、開発機としての実力はどうだろう?ということで色々試してみました!
ハードウェア的な観点
これはもう絶望しかないですね(笑)
内蔵のキーボードとゲームパッド、タッチパネルでは効率の良い入力は困難を極めます。
勿論、まったく出来ないわけではないですが、微調整レベルがメインで、アプリを1から製造とかは諦めた方がいいかと思います。素直にBluetoothマウス/キーボードを用意しましょう。
画面サイズはスマホと同等なので、見れない事はないけど年齢次第では見えないも同然。といったレベル。
幸いにもHDMI出力があります。外部モニターに繋いでしまえば普通のPCと何ら変わりません。
またマウス、キーボード、モニターに関しては、リモートデスクトップ接続をゴニョって有効にすれば、デスクトップ機から使えるので、本末転倒ではあるものの一応快適に使えるといっても過言ではない。でしょうか?
ソフトウェア的な観点
Web開発などであれば、Visual Studio Codeが最適だと思います。これは実際に入れてみました。
VSCodeは普通に動きます。勿論デバッグ用の環境は別途整えなければなりませんが、コーディングする分には問題なし。
拡張機能を入れれば大抵のことはできてしまうと思うので、メモ帳の代替とかも含め、皆さんインストールしてしまってもいいのでは?と個人的に思ってます。
そして、当ブログはUWPメインなので、当然C#が言語としてターゲットになってきます。
UWPアプリを開発するには当然Visual Studioが必要ですが、Atom機では本当に苦しい。また、ストレージもそこまで余裕はないので、このPCに本気開発環境を入れるのはちょっと…という感じ。
また、シミュレーターの実行にはHyper-Vを有効にしなければなりません。AtomCPU、ProOSではないGPD WINにはハードルが高すぎるので実機での動作が望ましいですね。
ということで、開発環境自体はSurfaceに。Remote DebuggerをGPD WINにインストールして開発中のアプリを実行してみました!
↑こちらの「Remote Tools for Visual Studio 2015 Update 3」 をダウンロード、インストールしてます。
リモートデバッグ機としてのGPD WIN
今作ってる「Multi Function Display」の最新バージョンは問題なく動作している感じです。
アプリとして使うデバイスがBluetooth、加速度、GPSがありますが、GPSは使えませんでした。まぁ当然ですねー。
ハードウェア的に特殊ではあるので、特徴を生かしたアプリを作ってみたい!というのは激しく思いました。
まとめ
主に開発用途として使うには不適だが、緊急用としては十分に機能する!ので、ライトな開発環境は整えておいて損はない!と思いました。